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あおなにしお

黒田ネコがいろいろ書きます。

大学デビューの際に気を付けたこと

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こんばんは黒田ネコです。あけましておめでとうございます。みなさん、年越しの瞬間はどのようにお過ごしでしたか?わたしの2017年は6年間追っかけをしていた芸能人の結婚報告で幕が開けました。神などいない。

 

今日は、闇の高校時代を送ったわたしが成り上がるためになにに気を付けたのかをお話しします。

あくまでも最底辺からなんとか人並みに辿りついた方法でしかありません。元がベトベトンみたいなものなのでピカチュウにはなれませんが、どうにかこうにかすればコラッタくらいにはなれます。高校時代から化粧をしていましたとかファッション雑誌を購読していますとかいうピカチュウガールのみなさんはこんな駄文を読まずにチアシードとかそういうやつを摂取していてください。

 

 

 

・髪

正直化粧よりなにより髪が一番大事だと思います。化粧が薄くても髪が綺麗だったら垢ぬけて見えるし、逆にすごく美人でも髪がパサパサしていたらだらしがないように見えませんか?トリートメントをこまめにするとか、自分に合ったシャンプーを探すとか、きちんと髪を乾かしてから寝るとか、髪をケアする方法は基本的なものから応用的なものまでいろいろあるので、そこらへんは出来る範囲で試してみてください。

髪型に関しては、ぱっつん前髪と姫カットは人を選ぶので、そこさえ避ければあとは人によると思います。と言いながらわたしは今黒髪おかっぱのぱっつん前髪です。就活のためであって中森明菜をリスペクトしているわけではありません。

パーマは維持が大変なので綺麗に保つ自信がないならやめておいた方がいいかもしれないです。色はそれぞれ似合う似合わないがありますし、一度美容師さんに相談してみるのが手っ取り早いです。美容室は知り合いの紹介で行くことをお勧めします。話がしやすいし、腕もある程度保証されますからね。


・化粧

化粧はわたしも偉そうに人に教えられる実力はありません。わたしがしている化粧が万人に似合うかというとそうでもないですし。

わたしが胸を張って言えるのは、「BAさんはすごい」ということだけです。化粧品売り場にカウンターっぽいところに綺麗なお姉さんがいますよね。あれがBAさんです。一度恥ずかしいのをぐっと我慢してBAさんに化粧の仕方を聞いてみてください。なにも百貨店の化粧品売り場じゃなくていいです。近所のドラッグストアにもBAさんはいます。わたしは化粧下地を買う際に最寄り駅の近くのツルハのBAさんにお世話になりました。「普段化粧をあまりしないので基礎から教えてほしい」と言えばかなりきちんと教えてもらえると思います。芸能人の化粧を真似したり雑誌を見ながら研究するより、よっぽど自分に似合うお化粧が見つかります。


・肌

髪と同じくらいお金をかけるべきところが肌です。わたしは化粧水と洗顔せっけんにだけは少しお金をかけるようにしています。

余談ですが、我が家にはじめて高画質テレビが導入された日、ミュージックステーションに出ていたaikoの肌を見て驚愕しました。あの人めちゃくちゃ肌が綺麗なんですよね。あれ以来aikoがすごく美人に見えます。

 

・ファッション
これも似合う似合わないがあるので一概には言えませんが、なにかの記事で「異性の好きなタイプを思い浮かべて、それに合わせるといい」みたいな話を読んだことがあります。

以前キャンプに行った話を書きましたが、キャンプに来ていたカップル二組は似た系統の服を着ていました。ジャケットが似合う男性とノースリーブのニットが似合う女性のカップルはバーでオシャレにワインを嗜んでそうな感じでしたし、パーカーが似合う男性とTシャツが似合う女性のカップルはライブハウスに通っていそうな感じで、二組ともとてもお似合いでした。というわけで、迷ったらとりあえず男性ブランドをいくつか検索して、好みだったブランドの系列のレディース服を着てみるとかがいい気がします。

コーディネートに困ったらとりあえずマネキン買いがお勧めです。わたしは上下の合わせ方に悩まずに済むセットアップやワンピースに頼りがちです。コーデスナップやWEARのようなコーディネートアプリも結構参考にしています。


・におい

昔知り合いの男性に「あそこにいる女ブスなのにすげえいいにおいがしてそそる。すれ違って嗅いでみろ」と言われたことがあります。うわなんだこいつ最低だなと思いましたが、なるほどいいにおいがするということは時に容姿のマイナス面も打ち消すんだな、とも思いました。

香水は好き嫌いがありますしハードルも高めなので、いいにおいのハンドクリームやボディクリーム、ヘアフレグランスなどを試してみるといいのではないでしょうか。ちなみにわたしはにおいが混ざるのが嫌なのでシャンプーもヘアワックスも香水も同じメーカーのものを使っています。SARAです。北川景子がコマーシャルしてたやつです。わたしはどっちかというと北川景子より北川博敏寄りですが、ほら、なんか、粘り強いプレースタイルだし。特になにもプレーしてないけど。


・会話術

そんなもんあるならわたしが知りたい。

以前大学の講義で、上手な会話は上手な相槌から生まれると学びました。相槌には、同意(「そうだね」「確かに!」)、促進(「それから?」「例えば?」)、整理(「つまり…ということだよね」)、共感(「わたしもそう思う」「大変だったね」)、驚き(「へえ、そうなんだ!」)の5種類があるそうです。このへんをうまく駆使して聞き役に徹するといいのかもしれないです。この項目に関してはもうわたしも頑張るからみんなも頑張れよとしか言えない。

 

・振る舞い

結局これがなにより大切です。

わたしは別に人に誇れるような生き方をしているつもりはありませんが、「箸の持ち方に気を付ける」「挨拶はきちんとする」「靴を脱いだら揃える」「どんな小さなことにもお礼を言う」「正しい時間間隔を持つ」この6点は守るようにしています。女性としてというより、人としてちゃんとしたいと思っています。これ当たり前なことに見えて意外と難しいんですよ。

それと、楽しいときや嬉しいときは素直に口にするようにしています。素直な女の子って可愛いと思うし、わたしは「楽しいね!」も「ありがとう!嬉しい!」もきちんと表現できる女の子でいたいです。その中でも一番表現するようにしているのが「美味しい!」です。わたしは食べることが好きなので、一緒に食事をしていて楽しい人が好きだし、相手にもそう思ってもらいたい。そして作った側の人にも「この人に食べてもらってよかったな」と思ってほしいんです。母の手料理にも「ごちそうさま、美味しかった!」と言うし、飲食店でも帰り際に「美味しかったです!」と言うようにしています。このあいだ、よく一緒にご飯を食べる人に、「食事中いっつも幸せって言ってるね」と言われました。明るい感情に関しては素直でいて損はないはずです。

 

・その他

本を読む。映画を見る。音楽を聴く。どれでもいいのでどれかを好きになってください。わたしはこの3つを感性と教養を育てる方法だと思っています。たいして教養のないわたしが言うのもなんですが。

わたしは闇の高校時代、やることもないのでひたすら本を読み続けたのですが、今になってあの時間は無駄ではなかったと感じています。

 

 

 

よく、「女の子のオシャレは男のためではない」なんて言いますよね。自分が好きだからやってるんだ、みたいな。

わたしは違います。堂々と言いますけど、人に褒められたくてオシャレをしています。

可愛いねって言われたい。いい子だって思われたい。だから容姿にも気を遣うし、内面にも気を配ります。女の子は褒められるとすぐに「そんなことないよ~」なんて言いますよね。わたしは褒められたら「まじで!!!!!?!?!よっしゃ!!!!!!!!」と思います。そんなことないよなんて思いません。自分のことを可愛いなんて思ってはいませんが、少しでもよく見せようと努力をしているからです。人に褒められるということはその努力が報われたということです。だから、よっしゃ!だし、よくやったな自分!です。

 

わたしは、基本的に自分に自信がありません。

自分の容姿が嫌いです。性格も嫌いです。今世で目いっぱい徳を積んで早く深キョンに生まれ変わりたいです。陰キャラを脱してキラキラした大学生活を送っているふりをしていますが、一度生まれた僻み根性はなかなかなくなりませんし、今どんなに楽しくても毎日死にたいと思っていたあの頃の自分が救われるわけではありません。

わたしは、自分に自信が、ありません。他人からの評価を通すことでしか自分の価値を見出せません。

だからこそ褒められたい。可愛いねって言われたい。いい子だって思われたい。なにもないところから自信を生み出すのは困難ですが、「人に褒められた」ということは自分に自信を持つ確かな根拠になります。

 

わたしが今人と比べてどのあたりの位置にいるかというと、最初にお話しした通り「人並み」でしかありません。容姿においても中身においても特に人より優れているということはありません。あくまでも、あの頃に比べてマシになった、という程度です。

けれど、例えば爪の色を褒められたり、髪型を褒められたり、服装を褒められたり、そんな、あの頃では考えられなかった経験を、今しています。頑張ってきてよかったなと思います。

 

 

正直美人が「美人になる方法」みたいな記事を書いてもいやいや元の出来が違うじゃないですかって感じだし、こっちはベトベトンからどうにかこうにか無理をしてコラッタになる方法を知りたいのに、ピチュウがピカチュウになる方法とか言われても、いやいやお前もともとピチュウじゃん…愛される未来が約束されてるじゃん…ってなるじゃないですか。なので今回の記事は元ベトベトン代表として頑張って書きました。自分のことをベトベトンだと思ってるみんな、ほんとはきっとメタモンだからね。なんにでもなれるから。なんかうまいこと言おうとして失敗しました。

 

それではおやすみなさい。今年も生き抜きましょう。

 

 

 

死にたいはずなのに平気な顔ができてしまう毎日

 

 


死にたいくらいつらいはずなのに、お腹がすく。夜中にカップラーメンを啜りながら「つらくて食が細くなって痩せるみたいな可愛げ、わたしにはないなあ」と思う。眠れない日もあるけれど、講義が1講目からあった日の夜は普通に眠れる。むしろいつもより早く眠れる。

 

友達と冗談を言い合うこともある。ご飯を食べに行ったりお酒を飲みに行ったりもする。最近は函館に旅行にも行った。朝市の蟹丼が美味しかった。一週間ばかり学校を休んでもみたけれど、単位が心配になったので休むのをやめた。久々に会った友達には「元気そうで安心した」と言われた。ああ、元気なのかわたし、と思った。元気なのか。つらかったんじゃなかったのか。死にたかったんじゃなかったのか。いやでもお腹すくしなあ、お酒も美味しいしなあ、単位なんか気になっちゃったりするしなあ。案外つらくないのかなあ。大丈夫なのかなあ。

 

一度カッターを手に取ってみたけれど、いやいや絶対痛いだろ…普通に考えて無理でしょ…と思って刃を引っ込めた。煙草の火を押し付けてみようかなとも思った。怖くて秒で水にさらした。市販の風邪薬を一瓶アルコールで一気飲みしてみたが、具合が悪くなっただけだった。いっそもっと体調を崩そうと思ってお酒を煽った。店の前で立てなくなった私を、店長さんは呆れた目で見ていた。タクシーに押し込まれて二千円を握らされた時、なにをやっているんだろうと思った。家に帰り顔を洗って眠った。

 

SNSで「死にたい」と呟いてみる。本当に死にたい人はそんなことSNSで言わないと言われる。じゃあわたしは本当に死にたいわけじゃないのかな。自分の感情にどんどん自信がなくなってくる。じゃあわたしのこの気持ちはなんなのかな。明日のことはギリギリ考えられるけれど、一週間後のことは考えたくないし、何年か後なんて、こなくていいと思うこの気持ちは、なんなのかな。ただの甘えでしょうか。

 

人生で一度だけ、未来のことを真剣に考えたことがあった。いつも漠然と30歳までには死にたいと思っていたわたしが、自分がおばあちゃんになった姿を想像したことが、一度だけあった。

わたしはいつも崖の上にいて、ギリギリ際のところで下を見下ろしていた。前に踏み出す勇気はないけれど誰かに背中を押されれば簡単に落ちてしまうと思っていた。そんな感じで何年も生きてきた。多分、高校時代のこととか、いろいろ原因はあると思うんだけど、自分でもよくわからない。未来が怖かった。30歳までになにかに背中を押されて落ちるんだろうと思っていた。ある時、ふと横を見ると、同じように崖の下を見下ろしている人がいた。どちらかがどちらかを安全なところに連れて行こうとすることはなかったけれど、それからしばらくその人と、手を繋いで崖に立っていた。この人とこのままこの場所でおばあちゃんになろうと思った。そしてせーのでふたりで落ちようと思った。人生で一度だけ。自分の未来を夢見た。一度きり。

 

その人は、もういない。先に崖の下に消えた。

 

今もひとり崖の上にいる。いつ落ちるだろうか。大丈夫?危ないよ、と声をかけられれば、「大丈夫大丈夫!」と笑って返事ができる。手を振ることもできる。なんだ大丈夫そうだねよかった、と言われてしまいそうだけれど、出来てしまうのだから仕方ない。

たまに家で泣く。叫び声をあげて、自分の頭を掻きむしりながら泣く。よかった、ちゃんと大丈夫じゃないじゃん、と思う。よかった。ちゃんと悲しむこともできる。絶望も知っている。泣けないわけではない。きちんと自分の感情通りの行動ができる。よかった。けれど多分、わたしは明日も平気な顔をして学校に行く。いっそわかりやすくやつれることができたらいいのに、変に健康だから疲れる。もうよくわかんないや。

 

崖の上で、もう無理しなくていいよ、と誰かが背中を押してくれるのを、平気な顔をしながら待っている。ごめんね。

 

 

 

自己評価低いマンが考える「謎モテ」と「本当のモテ」

 

 

こんばんは、黒田ネコです。

以前パリピとキャンプに行ったときのお話しをした際、「本当にモテる女性というのはどういうものか」みたいなことをさらっと書いたと思うのですが、今回はその辺を掘り下げてみようと思います。

 

件の記事はこちら。

kurodaneko.hatenablog.com

 

「モテる」という言葉の定義は難しいものです。わたしの中の「本当のモテ」とは「それなりに真面目な交際を求められる」ということなんですが、世の中にはこれとはまた違ったベクトルのモテ、「謎モテ」がはびこっています。
というわけで、まずは以下にわたしが実際に経験した「謎モテ」をご紹介します。

 

 

 

・穴モテ


「棒が入る穴さえあればいい!」という人からのモテです。ちょっと他に良い言い方が見つからなかったので、これを上品に表現できる方大募集です。

わたしは大学に入学した年の夏から比較的長い期間1人の人と交際していました。で、その人と別れた途端、プチモテ期が訪れました。それがこの穴モテでした。

もちろん穴さえあればいい系男子もまったく相手を選ばないわけではありません。わたしの場合、「ある程度外見に気を配っている」「ある程度異性慣れしてそうに見える」「彼氏と別れたばかりで心細い」あたりの条件が揃っていたのではないかと思います。

ちなみに異性慣れに関しては見掛け倒しで、前述した元彼がほぼ初めての彼氏だったわけですが、そういう異性に慣れていない女をターゲットにするとどうなるかと言いますと、勝手に本気になります。それはもうマジになります。「え?棒を穴に入れたってことはわたしのこと好きだってことじゃないの?」と本気で思いやがります。「え?棒を穴に入れたのに付き合わないの?」なんてことも真顔で言います。わたしは思いましたし言いました。そしてそうではないと知って1人で傷つきました。

わたしはこの失敗を二度やったのですが、何故一度で済ませられなかったのかと言うと、体を求められることで「自分は必要とされている人間だ」なんて思ってしまったからです。もともと自己評価が低い人間なので他人から求められることに依存してしまったんですね。で、二度とも相手のことを本当に好きになってしまって傷ついたので、やめました。そういうのは自分の価値を正しく理解していて、なにをしてもそれが揺るがない女の人しかやっちゃだめです。わたしみたいな他人からの評価からしか自分の価値を見出せないタイプの女は地獄を見ます。見ました。

親も同級生も読んでいるブログでいきなりこんな話をはじめるわたしのメンタルよ。

 

 

・「俺でもイケる!?」モテ

 

一時期、恐らく女性との縁があまりないのではないか、という男性から異常にモテました。以前の記事で書いた「飲み屋のカウンターで角に座ったポケモンGOについて熱く語ってくるシャツインの男性」「地下街で背後から何度も「アイドルですか?ワンカップ奢るので飲みません?」と話しかけてくるスーツのおっさん(推定40代)」がこれです。他には空港の受付でLINEを聞いてきた名古屋の男(これもシャツインだった)とか、Facebookで知り合った友人の友人(素人童貞)とかがいます。

これはまず、わたし自身が美人ではないということが大きな要因だと思います。服や化粧に気は使っているので「ものすごくブス」ということもないんですが、まあ自己評価だと中の中という感じです。以前男友達には中の上と言われました。でも連れて歩くのに恥ずかしいほどではないはずです。多分。

今、目の前に、佐々木希とわたしがいると仮定してください。あなたは佐々木希かわたしどちらをデートに誘い、断られると死んでしまうとします。どちらを誘いますか?
「死んでも良いから佐々木希とデートできる可能性にかけたい!」という場合以外、ほとんどの人がわたしを選ぶと思います。だってわたしの方がいけそうじゃないですか。どう考えてもわたしの方が手軽じゃないですか。わたしが男でも「こいつなら俺でもいけるんじゃないか?」と思います。手が届かないほど美人ではないけどブスすぎもしない、丁度いいラインです。そろそろ自分で書いてて悲しくなってきました。

それと、多分わたしがもともと友達もいなければ彼氏なんて夢のまた夢みたいな高校時代を送っていて、「大学では誰に対しても分け隔てなく接しよう!」と心に決めた結果、異性からの誘いを断るスキルを負の方向に振り切ってしまったことも原因でした。相手がちょっとやばそうだろうがなんだろうが表面上にこやかに対応してしまうんですよね。人から嫌われるのが極端に怖いんです。キャッチの人に話しかけられても真面目に返事をしてしまうタイプです。元彼からはよく「八方美人だ」と怒られました。

 

 


以上を踏まえて、わたしがモテるのかどうかというと、モテません。

モテていると思っていた時期もありました。「モテないこともないんだけど変な人しか寄ってこないんだよね~」とかぬかしてたこともあります。変な人しか寄ってこないのは自分に問題があるだなんて思いもしませんでした。類は友を呼んでいたなんて、思いもしませんでした。たとえただ穴に棒を入れたいと思われているだけでも、こいつなら俺でもいけるんじゃないかと思われているだけでも、「異性からの誘い=モテ」でした。勘違いして浮かれていました。

しかしそれは「本当のモテ」ではありません。真面目な交際を求められているわけではないですから。 

 

では、どういった女性が「本当のモテ」を手にするのか。以前にも書いたしさっき上にもちらっと書きましたが、それは「自分の価値を正しく理解している女性」です。
自分の価値を正しく理解し、かつ高い位置にその価値を置いている人は、誰にどう思われようと自分の価値が揺るぎません。自分がどのような存在なのか自分自身で把握できているからです。

わたしのような、人からの視線を介して自分の価値を認識しようとしている人間は、「他人にどう思われているか」が一番の基準です。だから求められれば断れない。断ってしまえば求められなくなる、求められない自分には価値がない、と思ってしまいます。

自分の価値を自分自身で把握していればそれがありません。だから「謎モテ」を引き寄せないし、きちんとその人自身のことを好きになってくれる人を見極めることができます。

「その人自身のことを好きになってくれる人に好かれる」、これが「本当のモテ」で、それを以外のモテを上手に排除できる人が本当にモテる女性だと、わたしは思います。

 

 

終始「穴モテ」「俺でもいける!?モテ」を批判するような書き方をしましたが、実はわたし自身はこの2つを心から否定することができません。

わたしは高校時代モテませんでした。大学に入って結構な努力をしました。外見もそうですが、それよりも「どんなに興味のない話でも楽しそうに聞く」とか「相手が望んでいる反応を探って全力で応える」だとか、相手にわたしと話していると楽しいと思ってもらえるように試行錯誤を繰り返しました。その過程で八方美人だと非難されたりやりすぎだと心配されたりもしました。

その結果生み出したのが本当の意味でのモテではなくてもいいんです。どんな理由でも異性から声をかけてもらえるのはやっぱり嬉しいことです。努力が報われた気分になります。なので、どんな理由でも、そんなわたしを「いいな」と思ってくれる人はみんな好きです。どんな裏の顔があってもです。ちょろいと言われても良いです。

頑張ったねわたし、教室の隅でひとりお弁当を食べていたわたし、空港でナンパされるようになったよおめでとう!

 

で、つまり何が言いたいかというと、わたしみたいになってからでは手遅れなのでみんなは「謎モテ」に騙されないようにしてください、ということでした。

わたしのように「間違っているのはわかっているのに抜け出せない」みたいな状況が一番厄介です。本当の意味でモテているわけではないのに嬉しいと思ってしまう、嬉しいと思ってしまうから上手に断れない。「モテないこともないんだけど変な人しか寄ってこないんだよね~」とか言っていた頃のほうがまだマシでした。自分のことを「モテている」と思い込んでいたので自信がありました。今は自信もないので余計他人からの評価を欲してしまっています。しなくてもいい努力もやめられません。「どんなに興味のない話でも楽しそうに聞く」とか「相手が望んでいる反応を探って全力で応える」だとか、そんなことを無駄に頑張らなくても自分のことを好きでいてくれる人はたくさんいるのにね。わかってるのにね。

 

みなさんはちゃんと自分で自分を評価してあげてください。そうすれば誰が自分を本当に大切にしてくれていて誰がそうではないのかわかるようになると思います。必要以上に世界を広げないでください。自分を大切に思っていない人からの好意なんて、惜しまずに切り捨てていいんです。

まずは自分を愛することが人を愛する第一歩だ、なんていうのは月並みな表現ですが、本当にその通りだと思います。

わたしみたいに自分を愛せないからとりあえず嘘でも誰かに愛してもらおう!みたいな考えは駄目だよ。自己評価低いマンとの約束だよ。

 

 

 

今回の記事は書いている間に4回くらい死にたくなりました。知り合いには読まれたくないです。
それではおやすみなさい。

 

ウェイ系パリピに紛れてキャンプに行った話

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こんばんは黒田ネコです。一生終わらなければいいと思っていた夏休みが終わりました。わたしの心の中のTUBEが「いつまでもこのままでいたいのさ」と叫んでいます。ストップ・シーズン・イン・ザ・サンです。

 

 

今日はそんな夏休みの中の思い出の中でも一番勉強になったお話です。

ことの発端は、友人と行きつけのご飯屋さんでお酒を飲んでいたところ、そのお店の店長さんに「再来週の頭あいてる?」と聞かれたことでした。戸惑いつつも「あいてますけど…」と答えると、店長さんは言いました。「キャンプ行かない?」

 

キャンプ…?

 

キャンプって、え、キャンプ?キャンプってなんだっけ?火を囲んでマイムマイムを踊るやつ?え?違う?オクラホマミキサー

 

わたしの貧困な思考力は小学校5年生の時の宿泊研修で止まっていました。もちろん店長さん(30)はマイムマイムなんて踊りません。30歳だからね。いい大人だから。TUBEのボーカルでいうともうあー夏休みから5年経ってるからね。

つまりどういう話かというと、店長さんとその男友達数名、そしてそれぞれの仲の良い女性数名でキャンプに行くんだけれど、店長さんはまだ連れていく女の子を決めていないので良ければどうか、ということでした。

 

戸惑いました。よくよく聞くとメンバーのほとんどが夜職の方のようだし、いや別に職業自体に偏見はないんですけど、えっそれってみんなパリピってことだよね…?きっと学生時代クラスの中心にいた人たちの集まりだよね…?夏といえばTUBEじゃなくて湘南乃風って感じの人たちだよね…?タオルはいりますか…?って感じでした。何度も言いますけど元陰キャラですからコミュ力もへったくれもないんですよね。あるように見せかけることが得意なだけなんです。だからコミュ力がある人が恐ろしいんです。

で、隣にいた、物理的な意味で世界を股にかけているグローバルモテ子な友人に「どう思う?」と聞いたところ、「楽しそうじゃん行っておいでよ~☆」と言われたので、行くことにしました。わたしはカシスウーロンごときで酔っぱらっていたので相談する相手を間違っていることにも気が付きませんでした。

 

 

そんなこんなでキャンプ当日を迎えたわけですが、わたしはこのキャンプの中で「ウェイ系パリピ」だと思っていた人たちがいかにすごいか、ということを知りました。

つまりあれです。楽しかったんです。あのわたしが、どのわたしかというと高校時代教室の隅でひとり横山秀夫を読んでいたわたしが、人見知りをこじらせて「他人を心の奥底まで入らせないために一定レベルまでは心を開いたフリをしてそれ以上は入ってこさせない」という技を編み出したわたしが、初対面の人に囲まれてキャンプをして、楽しかったんです。

 

パリピはすごい。

なにがすごいかというと以下の通りです。

 

 

・コミュ力がすごい

 

やっぱりすごいです。コミュ力は本当にすごい。わたしがひとりぽつんとしていると誰かしらが話しかけてくれるわけですが、ちゃんと話題の中心がわたしになるように持ってきて、いざ中心になったあとにも困らないように小さく投げかけ続けてくれるんですよね。これは本当に難しいことだと思います。だいたい、孤立している人に話しかけると、こっちが話しすぎちゃったり、答えにくい話題を振って変な空気になったりするじゃないですか。それがない。ちゃんと答えればわたしの答えをはじまりにしてまた違う話題を作ってくれるし、うまく答えられなければさりげなく他の人がオチを作ってくれる。こんなにストレスフリーな初対面の現場はないなと思いました。

あと結構早い段階で呼び捨てで呼んでくれたのもよかったです。これは人によっては慣れ慣れしく感じるかもしれませんが、その場のノリに早く馴染みたかったわたしにとってはとても嬉しいことでした。

 

 

・気遣いがすごい

 

例えば他の人がドッチボールをしているのを眺めていたら「ネコちゃんもやっておいでよ!」と声をかけてくれるみたいな、そんな当たり前のようで意外とできない気遣いが、全員できるんです。パリピのまわりに人が集まるのがよくわかりました。

ちなみに、メンバー全員ものすごくお酒を飲むと聞かされていたので、そんなに強くないくせに全く自制できないわたしは行く前からびびっていたのですが、だいたい3杯くらい飲んだ段階で「ネコちゃんには緑茶をついであげて」との声がかかり、飲みすぎることもありませんでした。さすがお酒のお店で働いている方々だと思いました。

 

 

・みんな綺麗

 

これは女性陣に限った話なのですが、全員が全員とも本当に綺麗なんです。というかしっかり自分に合ったオシャレを理解してるんです。お姉さん系美人、ボーイッシュ美人、色気ムンムン美人とみんなタイプは違ったのですが、ちゃんと似合うお化粧をして似合う服を着ている。つまり自分の価値を正しく理解しているんです。これって意外と難しいことだと思うんですよね。

わたしはもともと全くモテない貞子みたいな容姿をしていたところから2年かけてまあまあ見れなくもないところまで持ってきたんですけど、そうなると前があまりにひどかったので少しモテただけでめちゃくちゃモテてると勘違いしちゃうんですよね。実際に声をかけてきたのは飲み屋のカウンターで角に座ったポケモンGOについて熱く語ってくるシャツインの男性だったり、地下街で背後から何度も「アイドルですか?ワンカップ奢るので飲みません?」と話しかけてくるスーツのおっさん(推定40代)だったり、とりあえず穴があればいいと思っているバンドマンかぶれの男だったりしたわけですが、その程度のモテで「わたしすごい!モテてる!可愛いのかも!!」なんて思っちゃうんです。

でも今回キャンプに行って「本当にモテる女性というのはこういうことだ」「本当に綺麗な女性とはこういうことだ」ということがよくわかりました。自分の価値を省みるきっかけにもなりました。

 

 

そんな感じで、ウェイ系パリピはなるべくしてそうなっているのだ、というのがよくわかったキャンプでした。めちゃくちゃいい思い出です。ガラスのメモリーズって感じです。

ちなみに行きのハイエースの中では湘南乃風の炎天夏がかかっていて、あ、そこはイメージ通りなんだ、と思いました。タオルは振りませんでした。

 

それではおやすみなさい。

彼氏の目に可愛く映りたくて化粧を覚えた話

 

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こんばんは黒田ネコです。最近、昔お付き合いしていた人との思い出の店でアルバイトを始めました。とち狂ってますね。

 

今日は、化粧道具をひとつも持っていなかったわたしが化粧をするようになったきっかけのお話です。恋愛の話としてはもう思い出すこともないような話なのですが、自分の中のターニングポイントとして今でもたまに話題に出ます。

 

あ、BGMは中島みゆきの化粧でお願いします。

 

 

大学に入学したての頃、わたしはすっぴんで登校していました。すっぴんなのに何故かまつ毛エクステだけはしていました。「まつ毛エクステをしている」という事実だけで自分は大学デビューを果たしたのだと思っていました。とんだ勘違いです。

 

そんなわたしにも、入学してすぐに彼氏ができました。わりと華やかなサークルに入ったのが功を奏したのだと思います。相手は、高校時代のわたしのままだったら絶対に関わらなかったであろうタイプの人でした。つまりイケメンでした。ギターの上手いイケメンでした。「ギターの上手いイケメン」という字面の鬼に金棒感たるやすさまじいですね。イケメンなのにギターもうまいんだもんね。最強だよね。天は彼に二物を与えていました。でもチビでした。ギターの上手い小さなイケメンでした。褒め言葉と褒め言葉で悪口を挟むスタイル。

 

まあ案の定この小さなイケメンには1ヶ月もしないで振られたのですが、美意識をおかしな方向に振り切っていたわたしがきちんと化粧をするようになったのは、彼のある一言がきっかけでした。

ある日、サークルの化粧の上手な先輩に、「ネコちゃんお化粧してあげるよ!」と声をかけられました。されるがままになっていると、先輩はわたしの眉毛を描きながらこう言いました。

 

「おれの彼女眉毛がないんですよ、ってAくん(小さなイケメン)に相談されたんだよね」

 

…なるほど…

 

わたしが増やすべきだったのはまつ毛じゃなくて眉毛だったのか…

 

衝撃でした。そういえばあの頃わたしは、誰かが言っていた「女の子はすっぴんのほうがいい」という言葉を真に受けていたような気もします。まつ毛エクステをしていたことで、「すっぴんなのにお化粧しているみたいなワタシ♡」に酔っていたのかもしれません。しかし実際には眉毛アウトのまつ毛インというすさまじい状況だったわけです。

そもそも、「女の子はすっぴんのほうがいい」という言葉がすっぴんでも可愛い女の子に対するものだということなんてもはや常識ですよね。そんな言葉を発する男性の視線の先に妖怪眉ナシ女はいません。

 

そんなわけで、わたしは家に帰ってすぐに先輩に描いてもらった眉毛の形を写真に残しました。そして安い化粧品を一式そろえました。

 

小さなイケメンに振られる覚悟をした日の朝、覚えたての化粧を、丁寧に丁寧に施しました。振られるとわかっていても綺麗でいたかったからです。この人に可愛いと思われたくて覚えた化粧を、見てほしかったからです。

思えば、かなり初めの方から小さなイケメンに好かれていない自覚はありました。それでもいつか本当に好きになってくれる日が来ればいいと思って毎日必死に顔色をうかがっていました。最後の最後まで、少しでもいいから彼の目によく映ればいいと思っていました。冒頭で言った通り今となっては恋愛の話として思い出すようなこともないし、付き合っていたうちに入らなかったような気さえするのですが、当時脱陰キャラを試みている最中だったわたしにとって彼と付き合えていたことは奇跡のようなことだったわけです。あの1カ月弱、まるで少女漫画の主人公になったような気分でした

最後の日、彼はわたしの顔を見て一言「今日は化粧バッチリなんだね」と言ってくれました。ちなみにその頃の写真を見返すと妖怪頬紅女が写っています。チークはほどほどの方がいいです。

 

 

化粧の腕はあの時よりだいぶマシになりました。だいぶマシというのは眉毛アウトまつ毛イン時代から比べてなので、世間一般的では普通レベルなのですが、それでも自分では満足しています。ちなみにすっぴんに変化はないので寝起きに鏡を見て「妖怪眉ナシしもぶくれ女かな?」と思うことはしょっちゅうです。でも、だからこそ化粧が好きです。少しでも、今より可愛くなりたい。あの時「この人に可愛いと思ってほしい」という感情を知ることができたからこそ好きになれたのだと思います。恋が女性を綺麗にするというのはそういうことなんでしょうね。

 

化粧なんてどうでもいいと思ってきたけど今夜死んでもいいからきれいになりたい、こんなことならあいつを捨てなきゃよかったと最後の最後にあんたに思われたい、とまで思っていたわけではないですが、それでもこの曲を聴くとほんの少しあの時のことを思い出します。わたしは中島みゆきみたいに情緒豊かな詩は書けないので妖怪眉ナシ女とかいう頭の悪そうな比喩で書くしかなかったんですけど、ニュアンスで察してください。

 

 

ところで中島みゆきといえば、わかれうたの歌い出し、「途に倒れて誰かの名を呼びつづけたことがありますか」ってすごい歌詞ですよね。昔は「ねーよ!!!」と思っていました。でも去年やりました。人生なにがあるかわかりません。妖怪眉ナシ女は強く生きます。

 

それではおやすみなさい。

欺かれる話。『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』

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こんばんは、黒田ネコです。

映画『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』を見てきました。

 

原題は『NOW YOU SEE ME 2』。英語が苦手で、「記号っぽいしいけそう」という頭の悪い理由で大学では韓国語を選択したわたしは、まず真っ先にLINE英語翻訳を使いました。今どきの若者っぽいでしょ。ピチピチの21歳です。ナウなヤングです。


で、「今や、私に会います」というとんちんかんな翻訳に目が点になったわけですが、調べてみたところこれはマジシャンがステージで使う掛け声のようなものだそうです。「ご覧下さい!」みたいな感じかな。

マジックは好きです。映画の中で繰り広げられる大掛かりなイリュージョンのシーンには心が踊りました。今映画を見た帰りのバスの中なので、この興奮のままこれを書いているとうっかりネタバレまで喋りそうです。なので内容についてはあまり触れないでおきます。

 


 中学生の頃トランプマジックをいくつか覚えようと練習したことがありました。結局覚えられたのはひとつだけですが、未だに機会さえあれば披露しています。

仕掛けはすごく簡単で、たいした技術もいりません。人間の思い込みを利用したマジックです。誰にでもできます。タネ明かしをするとだいたいの人が「なんだ、そんなことか」という顔をします。でも、思い込んでいるあいだはなかなか見抜けないものですよね。


映画の冒頭で、前作(原題に「2」とあることから一目瞭然ですが、この映画、続きものです。前作は観ていません)の敵役だったモーガンフリーマンがこんなニュアンスのことを言います。


「目は真実を映すが、欺かれないとは限らない」


最近『秘密 -トップ・シークレット-』という漫画にハマっています。この漫画では、警察の特殊捜査チームが死者の脳に記憶されたものを映像化して操作を行うのですが、脳は必ずしも「現実」を記憶しているわけではありません。

死者が見た幻覚、妄想、思い込み……そう言ったものも、「見たもの」として記憶され、映像化されます。あたかも現実に起こったことのように。
だから映像はあくまでも捜査のヒントであり、証拠としては使えない。そういう設定です。


今わたしが、意識が朦朧とする中殺されたとして、相手の顔をうまく認識できないまま息が絶えそうになったら、「もしかして犯人はあの人?」と思い浮かべてしまいそうな相手が何人かいます。21年生きているのでそれなりに恨まれてます。これも思い込みかもしれませんけど。

そんなわたしの脳を見たら、恐らくその相手が犯人として映るのでしょう。死に間際にわたしがそう思い込んだからです。本当は別の人だったとしても。

 


 人の目は、案外アテになりません。結構欺かれます。だからマジックが成立します。

なにを信じるかは自分で決めるしかありません。



ちなみにわたしは、恰好良いと思った男性の写真を母に見せると必ず「え?」という顔をされます。

わたしの美的感覚がズレているだけなのか、いやもしかしたら母とわたしには違うものが見えてるのかもしれません。ていうか多分そうです。美的感覚、ズレてない。絶対。

 


それではおやすみなさい。

人を見た目でしか判断できない陰キャラだった頃の話

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17歳。昼休みにお弁当を食べながら、誰かが「授業が終わったら大通りにジェラートを食べに行こう」と言う。きゃあ、行く行く、という声、インターネットでメニューを開いてみんなで覗き込む。フルーツジェラートフローズンヨーグルト、ミルクスムージー。これがいいね、でもこっちも気になる、画面をスクロールしていく指先に施されたピンクのマニキュア。

 

 

こんばんは、黒田ネコです。今日もお昼まで寝ていました。一生夏休みだったらいいのに。

 

今でこそ必死にキラキラ系女子に擬態していますが、高校時代、わたしはいわゆる「陰キャラ」でした。重たい前髪と血色の悪い顔。貞子にちょっと親近感を覚えるレベルでした。でも貞子ってもともとすごく美少女だったらしいですね。おめめパッチリだもんね。親近感なんておこがましいですね。

陰キャラだったわたしは、教室の真ん中できゃあきゃあ騒いでいる女の子たちを遠くから見ていました。そして教室の隅で本を読んでいました。教室の中に友達はいませんでした。ひとりでお弁当を食べていました。

小さなことで大声をあげて笑っている女の子たち、ピアスの穴や緩く巻かれた毛先、薄い化粧、マニキュア、どれも校則違反でした。くだらないと思っていました。頭が悪そうだとも思っていました。わたしはあの子たちの何倍も本を読んでいるし、何倍も言葉を知っている。何倍も、色々なことを考えている。それだけがプライドでした。自分は賢いと思っていました。どこにでもいる明るい子たちとは違う、大人で、頭が良くて…、

 

なんてことはない、本当はただの自意識をこじらせた、どこにでもいる暗い子でした。そして本当は、キラキラ系女子が羨ましくて仕方ありませんでした。

ひっそりと、華やかな女の子たちの真似をして、高校3年間でスカートの長さを調節するベルトを3度没収されました。地味な顔、地味な髪型、不自然に短いスカートが今思えば滑稽でした。おかげで陰キャラのくせに生活指導の先生に顔を覚えられていました。休みの日には指先にマニキュアを塗りました。見せる相手はほとんどいませんでした。整えたくて失敗をして、ほとんどなくなった眉毛を、重たいぱっつんの前髪で隠していました。

 

一番ダサいやつですね。

人を見た目で判断して馬鹿にしながら、心の底では憧れていて、けれどそれを認めたくないからまた馬鹿にする。嫌な女でした。

 

 

 

今年で21歳になりました。昼休み、スマートフォンを覗き込みながら、フルーツジェラートフローズンヨーグルト、ミルクスムージー。これがいいね、でもこっちも気になる、画面をスクロールしていく指先に施されたピンクのマニキュアを見て、可愛い色だね、と友人が褒めてくれました。高校時代に買ったものでした。茶色く染まった髪、分けた前髪、化粧を落とすと眉毛はいまだにないけれど、上手に描けるようになりました。

 

「陰キャラ」ではない、キラキラ系女子でいるためには、ある程度の努力が欠かせないことを知りました。努力など全くせずにその立ち位置にいるナチュラルボーンキラキラガールも多いとは思いますが、努力の元キラキラを維持している女の子も一定数いると思います。努力までしてキラキラしていなければいけないのかという疑問は置いておいてください。

友人はみんな「今どきの女の子」という感じだけれど、それぞれがいろいろなことを考えているし、いろいろなことを知っています。全員が全員ダンスミュージックを聴いているわけでも、パンケーキが好きなわけでもありません。本が好きな子もいます。

 

教室の真ん中、大声で笑っていた子の中にも、多分、本が好きな子はいたんじゃないでしょうか。

 

今更そんなことに気がついてもどうなんだって感じですが。

ところで、この記事で連発してきた「陰キャラ」という言葉、わたしは好きじゃありません。言い出したのは陰キャラじゃない人なんじゃないかと思います。そんなふうに思ってしまうところがこじらせていた頃の名残だなという感じもしますね。

けれどわたしは、見た目だけでなく性格も悪かった、あの頃のひん曲がった自分への戒めとして、これからも「元陰キャラ」を名乗っていこうと思います。

 

それではおやすみなさい。